2020年2月より、オリーブオイルの取り扱いを始めました。
日本では珍しい、地中海に浮かぶ【マルタ共和国】のオリーブオイルです。
マルタ共和国についてはこちらをご覧ください。
妻が2012年に留学で滞在することになったので、園主の希望で現地のオリーブ農家さんを訪ねてもらいました。
オリーブ農家のサムさんは快く迎えて下さり、マルタパンと共に出来立てのオリーブオイルを試食。
それはまさに「フレッシュジュース」
一緒に頂いたマルタパンもとても美味しかったそうです。
お土産で持ち帰ったオリーブオイルは私(園主)もテイスティングしましたが、とても優しいオイルで和食にも合います。
サムさんの人柄とオリーブに対する情熱が、このオリーブオイルの美味しさになっていると思います。
左の男性がオリーブ農家の「サム・クレモナ」さん。
彼はマルタで【オリーブの父】と呼ばれています。
2000年頃からマルタ共和国でのオリーブ栽培を復活させる為に、サムさんが先立って活動されてきました。
当時、数本だけ残っていたマルタの固有種を挿し木で増やし、現在ではオリーブオイルが搾油できるほどの産地となっています。
小さな島国で栽培面積も限られている為、マルタ共和国のオリーブオイルは主に国内で消費されており、なかなか海外へは出回っていません。
この貴重なオリーブオイルを日本の方にも味わって頂きたいとの想いから、輸入する為の交渉を2015年から6年間続けてきました。
AFP通信(フランスの通信社)が取材した様子も見れます。
英文が読める方は以下の記事もどうぞ
・CIN CIO AND SAMMY AT THE OLIVE GROVE
・Sammy Cremona, save the Maltese olives
・The Revival Of The Rare White Olive
当時と比べて、パッケージとラベルのデザインが新しくなっていますが、オイルは当時と変わらずフレッシュです。
搾油したオリーブオイルはステンレスのタンクで保存され、その後ボトリングされます。
一般的には搾油した後、数ヵ月かけて不純物を自然に沈殿させたり、フィルターを使って濾過をしますが、このオイルは出来立てをすぐにボトリングしているそうです。
オリーブオイルで一般的な黄色で透き通ったものは、沈殿やフィルターを使った濾過をしており、オイル内の果実などを極力取り除いていますので、不純物も少なく品質が安定している為、賞味期限が約2年ほどあります。
一方こちらのオイルは、果実などの食物繊維やクロロフィルが豊富に残っている為、濾過した物より栄養価が高いことが特徴です。
しかし、この食物繊維などが品質を徐々に落としていくことになる為、できるだけ早く消費することが望まれます。
濾過していない物と、濾過している物、どちらが美味しいのか?というのは、個人の好みによって変わりますので、一概にはお答えできません。
品質に関しても、生産者がどのように作ったものか、消費者の口に入るまでの保管状態でも変わってきます。
当園ではご注文を頂くまで、光の入らない涼しい場所で保管していますので、紫外線による劣化は少ないと思います。
濾過をしていない商品ですので、オリーブオイルを毎日のように消費している方にはお勧めですが、1本を何ヵ月もかけて消費する方にはお勧めできません。
マルタ国内での消費が主で、各家庭で使われる量も多く、基本的には品質が劣化する前に使い切ってしまうので、より新鮮で栄養価の高い状態で販売されているのだと思います。
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容量:250ml
価格:2700円(税込)完売しました。次回入荷は未定です。
・無濾過ですので澱が沈殿しています。
開栓後は出来るだけ混ざらないように立てた状態で保管して下さい。